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インタラクティブノベル(R) オカルト館の秘密

 空き家とはいえ、まっ昼間忍び込むところを人に見られては、何かとめんどうだ。ぼくは今夜決行することにした。だが、一人で大丈夫だろうか。助手かパートナーがいる方がよいだろうか。
 どうせパートナーをつれていくなら女の子がいい。二つの名前が浮かんだ。
 一人は沢木ともみ。藤原紀香にちょっぴり似ていて、写真部のマネージャーである。さほど写真マニアでもないぼくが入部したのは、彼女にあこがれたのだ。しかし、ともみをつれていくと、あとで写真が売れたとき「クラブに半分寄付しなさい」と、きっと言うだろう。
 もう一人は栗原結華。たんなるクラスメイトだが、広末涼子タイプで、わりとぼくになついている。ともみのようにうるさいことは言わない。つれていっても金は一人占めできる。ただ、結華は気が弱く消極的な面がある。足手まといになる危険も大きい。
 ともみをパートナーにするか、結華をつれていくか、いっそ単独で行動するか、ここで決めなければならない。

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