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 Z計画を守れ

(かならずしも、いたずらだとは言い切れない) そう考えたあなたは、リーダーの田坂に電話の内容を伝えた。彼も半信半疑のよう すで首を捻った。他の3人は心配そうなようすでそれを見ている。 しばしの沈黙のあと、田坂が口を開いた。 「秘密を守るのはあと10日だけでよかったのに、ついてないなあ……相手の言ってる ことが本当でかつ本気なら、支払いもやむをえないかもしれない」 「いたずらだと思うがなあ」 コピーライターの根岸のつぶやきを無視して田坂は 「いずれにせよ、この金額はぼくの一存では出せない」 「というと?」プランナーの福島が尋ねる。 「少なくとも、鈴木部長と塩川常務の半段が必要だろう」と答えた田坂は、受話器を とっていくつかの内線電話をかけた。十数分後、彼はあなたたち4人に告げた。 「光永くんが受けた電話の件で、明日朝一番から会議をやる。きみたちも出てほしい。 浜田くんは、受付が造花をつけるよう、すぐ手配してくれ」   次のシーン