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『算数オリンピックに挑戦』公式ページ
講談社ブルーバックス(95年3月刊、97年10月改訂版刊)からの抜粋
ISBN4−06−257062−9


類書にご注意ください。左の、青いイラストが目印です。まぎらわしいタイトルでっぽい表紙の本がありますが、この本とは無関係です。
青いほうには「雅 孝司」の表示があり、緑のほう(類書)にはそれがありません。



初版・正誤表


問1 古き時代のバグダッド
 最近は何かとそうぞうしいバグダッドだが、これは古き良き時代、アリババと40人の盗族のころのお話。
 40人の盗族が二手(A組とB組)に別れて、“仕事”をした。A組は1人が7枚ずつ金貨を盗んできた。B組は1人が6枚ずつ銀貨を盗んできた。
金貨をB組の者に分けると、ちょうど割切れて同じ数ずつ分けることができた。銀貨をA組の者に分けても、同様だった。
 では、A組・B組はそれぞれ何人だったろうか。ただし、どちらの組の人数も、5の倍数ではない。


問2 足りないカード
     これは予想問題(雅孝司のオリジナル創作問題)ですが、数値を変えただけで、
     97年の算数オリンピックに出題されました。つまり、予想が的中しました。

 プレイングカード(トランプ)が40枚ある。4つのスート(スペード・ハート・ダイアモンド・クラブ)のうち3つはAからKまで13枚そろっているが、他の1つは1枚だけしか入っていない。
 この40枚は裏返して積まれている。それを上から順に1枚ずつ表向けながら、「足りないのはどのスートか」を推理しようとした。もちろん、あてずっぽうではなく理論的に考えるのだ。
 もっとも早くわかる場合ともっとも遅くわかる場合は、それぞれ何枚表向きにしたときだろうか。

問3 ファッションはコーディネイト
 敬博くんの引出しには、白と黒の靴下が10足(20枚)ずつ、そして白と黒の手袋も10組(20枚)ずつ入っている。ただ、整理が悪く、全部が入乱れている。
 ある日、彼がそこから靴下と手袋を1対ずつとりだそうとしたとき、とつぜん停電になった。手探りで「靴下か手袋か」はわかるが、それ以外はわからない。
 コーディネイトを重視する彼は、靴下と手袋(全部で4枚)の色をすべてそろえたい。確実にそうするために、暗闇の中で靴下と手袋を、それぞれ何枚とればいいか。もちろん、なるべく少なくすませたい。(解答は正誤表参照)


問4 ものわかりのよい店主
 八重子さんは近くのスーパーで「1個55円、4個なら200円」という果物を12個買った。が、食べきれないと思い、5個払い戻してもらった。店主は妥当な金額を快く返してくれたが、それはいくらか。

『算数手品』もごらんください。
『カズの魔法使い』もごらんください。



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